「5アンペア生活をやってみた」斎藤健一郎著
斎藤健一郎氏の真似はできないが、ワットチェッカーや太陽光パネルくらいは購入しようと考えるようになった。
日本に住む誰もが5アンペア生活ができる訳ではない。
しかし、彼の行動の原点になった思想を軽視したり、忘却してはならないと思う。
人としてあたりまえの感覚が、この国では何故こんなにも共感されにくいのだろう?
以下、引用
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(2011年)
3月18日夜、県災害対策本部に初めて東京電力の幹部が謝罪に来ました。
(中略)
3月18日夜、県災害対策本部に初めて東京電力の幹部が謝罪に来ました。
(中略)
ぼくはそれまで感じていた疑問が解けました。ここにいる誰もが、東京電力の幹部でさえ、原発事故をどう収束させればいいのか、わからないのだ。そして、非常事態は続く。原発は、これからも甚大な被害を与え続けるだろう。
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地震や津波といった天災は、21世紀になった現代でも人間の力で防ぐことはできません。
でも、原発事故だけは、人間さえ原発をつくれなければ、絶対に起きなかった事故です。
人間がつくった原発が、人の命や生まれ育った土地、築き上げてきた財産、信頼を取り上げ、多くの動植物の命を奪い、最悪の環境汚染をもたらした。
だから誰もがこれだけいらだち、悲しみ、怒りがわいてくるのだとぼくは考えています。
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以上、引用
以上、引用
法治国家の「法」や「憲法」とは、こんなものなのだろうか。
いつも最高責任者が、責任を取らないで済まそうとする穏便主義、
強者が正義とだけは、決して信じたくはない。