毎年、秋のお彼岸の頃に、その時期をたがえず咲くから「彼岸花」と呼ばれている。
それが、今年は実に奇妙なことに、例年のようには咲いていない。
今日、墓参りの途中、沿道の田の畦道に、やっと真っ赤な一群を発見。
しかし、1カ所だけで、それ以外あまり眼につかない。
この時期にはもっともっと、あちらこちらに、一斉に咲き出しているのが普通なのに。
これまで、マンジュシャゲの開花は日照時間だけに左右されていると信じてきた。しかし、昼夜の時間が同じになるだけではなく、少なからず気温も、その開花要素の一つであったようだ。
そして、近所の公園の一角に突然出現していた白曼珠沙華の姿も今年は無い。
これは、住民ワークショップやアンケートなどの意見を入れて、都市公園の整備とやらをこの夏行ったためで、雑草とよばれる草花たちが排除され、人工土と安っぽい遊具やアスレチック機具、砂場などに取って替わられた為である。
車前草(オオバコ)や芭蕉(バショウ)や吾亦紅(ワレモコウ)が好きな人はあまり居ないらしい・・・